瀬戸内海に面した兵庫県と香川県は、豊かな自然の恩恵を受け農作物や家畜が健やかに育ち、古くから「革」を使った産業交流がありました。たつの市は馬具や甲冑など革づくりの盛んな地域で、そこから香川県の地場産業である手袋に使う革も出荷されていました。
セトウチレザーは、その技を受け継ぐ若きタンナーが、昔ながらの行程を守りながら、現代の暮らしに合う機能的な皮革素材の製造を行うオリジナルブランドです。
革づくりには主に食肉用に育てられた動物たちの皮を使います。皮を使うことは環境保護や動物愛護の観点からマイナスイメージを持たれがちですが、私たちが目指すのは、これからの時代に求められる新たな皮革素材。もともと産業廃棄物として捨てられていた皮を「鞣す」ことによって革として再生し、さらに現代のライフスタイルに合う機能性を付加した皮革=ファンクショナブルレザーを通じ、サスティナビリティ※にも貢献したいと思っています。 ※人間・社会・地球環境の持続可能な発展のこと
皮(原皮)は動物の体から剥いだままの状態にしておくと腐ってしまいます。皮が腐ったり変質したりしないように「なめし」という加工を行います。なめし剤が革の主成分であるコラーゲンたんぱく質と科学的、物理的に結合することにより「皮」は「革」へと変化します。
兵庫県たつの市と姫路市で生産される皮革は国内生産の7割から8割を占めます。純国産にこだわったSETOUCHI LEATHERの特徴は原材料となる原皮へのこだわりです。瀬戸内地域の原皮を使用し、海外原皮にもひけを取らない高品質な革を生産しています。
Raw
leather
瀬戸内地域を拠点にレザーを使用してものづくりをしている会社や作家に革を供給しています。我々のSETOUCHI LEATHERを使用する事で地域の魅力を発掘し、瀬戸内地域全体でSETOUCHI LEATHERブランドの価値を向上させていきます。
問屋を仲介せず、BtoB、BtoCなどお客様のバイオーダーでの対応が可能。お客様の要望を反映した商品開発ができるため、瀬戸内地域やその他の地域からも好評を得ています。